「東レ」の企業研究をしてみました
ミスマッチ無く、就職していただけると幸いです
東レの会社概要
東レの基本情報
東レといえば繊維事業で
ユニクロのヒートテックには東レの製品が使われてるよねー
「素材には、社会を変える力がある」を広告フレーズとする化学素材メーカーです。
https://www.toray.co.jp/
繊維事業から始まり、そこで培った技術を基に、現在では「樹脂・ケミカル事業」、「フィルム事業」、「炭素繊維複合材量事業」、「電子情報材料事業、医薬・医療事業」、「水処理・環境事業」と総合的な事業展開を行っています。
東レの炭素繊維はボーイング社の航空機に使用されており
「東レが航空地図を変えた」と言われるほどの技術力です
また東レは、「人こそが最も大切な経営資源」と考え、不景気でもリストラには消極的です。
東レの事業内容
繊維が中心の事業展開ですね
https://www.toray.co.jp/products/
東レの年収
東レの初任給は次のようになっています
学部卒程度の能力を有する者 240,500円
修士了程度の能力を有する者 259,090円
博士了程度の能力を有する者 304,920円
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/recruit/flow.html
年収の大幅な上昇は基本的に入社8年目、13年目(管理職)での昇給時にあります。入社8年目までは全員一律で昇格となりますが、13年目での管理職への昇格は全員が叶う訳ではありません。ボーナスについて、非管理職(入社13年目以内)は約2.8か月分、管理職は成果変動型で100~300万円程度の幅で、この額が年2回支給されます。
入社1~7年目は1年毎に基本給が1~1.5万円向上し平均年収は約500~600万円(残業時間によっては+100万円)、10年目では約700万円、15年目では成果によって1,000万円に到達する人もいるようです。
総合職の平均年収
2020年 240,500円
2021年 259,090円
2022年 304,920円
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/recruit/flow.html
東レの年収は他の大手化学メーカーに比べると低い傾向にありますが
日経企業の平均より高い程度の年収といえます
年収を求める人は入社しないほうがよいでしょう
東レの福利厚生
一人暮らし用の住居として、基本的に女性は借り上げ住居、男性は寮にそれぞれ1~2万円で住むことができます。女性の借り上げ住居について物件を自由に選べるか・指定の物件か、男性寮の綺麗さ、などは勤務地によって異なります。最近は寮の建て替え・リフォームによる整備が進んでいるようです
結婚後は家賃補助の下自由に物件を選べるケースも増えています。
最近は、寮の建替えが進んできて
清潔になっているようです
フレックス出社(部署による)、子育てのための時短勤務などが認められています。コロナ流行後は積極的にテレワーク、を導入しています。
有給は基本的に1年毎に20日間付与されます。そのうち年間75%(15日間)以上利用することが目標として定められているため、比較的取得しやすいと思います。
主に語学習得のために、海外大学・研究機関・海外関係部署に1~2年間留学する制度があります。希望者も少ないため、望めば比較的留学する機会が与えられやすいと思います。
働きやすい環境が整えられているといえますね
東レの勤務地
技術職の主な配属地を示しているぞ
- 滋賀事業所(創業の地。最多の研究所・従業員数を収容する最大研究拠点)
- エンジニアリング開発センター(機械系の研究拠点)
- フィルム研究所
- 電子情報材料研究所
- 地球環境研究所
- 先端材料研究所
- 東レリサーチセンター(TRC)(分析に関する研究も行う)
- 名古屋事業所(主に樹脂・化学品原料の研究・開発・生産を行う事業所)
- 愛媛工場(主に炭素繊維の研究・開発・生産を行う工場)
- 基礎研究センター
東レの社風
尖っている人よりは比較的穏やかな人が多く、社内は落ち着いた雰囲気と言われています。
基本的に個人を大事にする雰囲気があり、「やりたい」と発言した人に仕事が任せられる傾向にあります。テーマを検討するにあたって、決まった考え方・やり方はなく、比較的高い自由度で各テーマに取り組むことができます。部長・係長の上司の下、複数人で1チームとなってテーマに臨むことが多く、チーム内メンバーとのディスカッション、上司含めた検討会なども定期的に行うことが多くあります。そのため、会議ばかりになることもあるようです。
数か月で利益が出る短期的なテーマもあれば、5~10年研究・開発を継続する長期的なテーマもあります。そのためやりがいを感じ難い時もありますが、定期的な社内表彰制度があり、まだ利益が出ていなくても成果が認められる傾向にあり、モチベーションを高く保つことが出来ます。
大手化学メーカーに見られる社風とほとんど同じといっていいでしょうか
東レの残業事情
平均20~30時間。2015年の株式会社電通での長時間労働による過労死問題を機に、残業分は全て申請するように管理職・労務課による指導が徹底されていると感じます。
さらに、2017年の改ざん問題から、会社が一掃されているため、かなり働きやすくなっているといいます。
これも大手化学メーカーとほとんど同じですなー
東レの海外勤務状況
海外工場立ち上げのための海外勤務、顧客評価・設備購入・展示会参加のための海外出張は、全員が経験するものではありませんが、経験する人が多いようです。
海外出張・海外関係部署とのWeb会議の際には、現地言語を話せる営業、現地関係会社に所属し現地言語を話せる日本人と行動を共にすることが多く、最初のうちは日本語以外に話せなくても問題ありません。しかし、現地言語を話せるに越したことはなく、海外と関わる機会が多い人は自主的に語学(特に英語)勉強するケースが多いです。
駐在や出張に関わらず
海外との人との関わる機会は多そうだなー
東レの就活対策
東レの募集要項
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/recruit/flow.html
東レの選考フロー
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/recruit/flow.html
東レの募集学科
https://www.toray.co.jp/saiyou/fresh/recruit/flow.html
学歴について技術職では、学部卒5%、修士卒75%、博士卒20%です。
大学時代の専攻分野としては、機械15~20%、電気5~10%、システム5~10%、物理5~10%、生命10%、化学40~45%、化学工学10~15%程度です。
新入社員の所属部署としては、研究20~30%、技術・開発50~60%、品質保証5%、工務10%、システム5%程度です。
→化学メーカーのため、大学時代の専攻は化学関係が約50%と多いですが、医療・医薬に関する研究も行っており生命専攻者も在籍します。また、プラントなども自社で設計しているため機械・電気・システム系の専攻者も多いです。化学だけでなく様々な専門知識を持つ人が在籍していることが特徴です。
東レを目指すなら
年収、仕事内容、やりがい、勤務地など全てが希望通りとなる会社はありません。自身のやりたい研究テーマにありつけるかもタイミングによって異なります。希望がミスマッチした状態で入社しても、将来的に転職してしまい、「就職者」にも「東レ」にもメリットがありません。そのためにも東レについて詳しく企業研究しておきましょう。
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